こんにちは~。今回は、

私が子供の頃に読んで、

悲しいお話だけど好きだった絵本

「スーホの白い馬」

あらすじや感想、6歳娘と4歳息子

に読みきかせた子供の反応を

紹介したいと思います。

 

絵本をご購入の際の参考に

していただければ嬉しいです。

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「スーホの白い馬」の内容

スーホの白い馬

文 大塚勇三

絵 赤羽末吉

出版社 福音館書店

発行日 1967年


昔、モンゴルの草原に、スーホという

貧しい少年がいました。

スーホは、年とったおばあさんと、

二人きりで暮らしていました。

 

スーホは、朝ご飯の支度の手伝いから

羊飼いの仕事も、大人に負けないくらい

よく働きました。

 

それから、スーホはとても歌がうまく、

美しい歌声でした。

 

ある日、スーホは、帰る途中で、

地面に倒れてもがいていた一頭の

子馬を拾って帰ってきました。

 

それは、生まれたばかりの、

小さな白い馬でした。

 

スーホが心を込めて世話したおかげで、

子馬は、立派に育ちました。

スーホは、この馬がかわいくて

たまりませんでした。

 

ある年の春、このあたりをおさめている

殿様が、町で競馬の大会を開くことに

なりました。

 

そして、一等になった者は

殿様の娘と、結婚させるという知らせが

伝わりました。

 

仲間たちに勧められたスーホは、

白い馬と競馬大会に出ました。

 

国中から集まった逞しい若者と

競い、スーホと白い馬は、

見事一等になりました。

 

ところが、一等になった若者が、

貧しい、羊飼いのスーホだと知ると、

殿様は、娘と結婚させる約束など

知らんふりして言いました。

 

「お前には、銀貨を3枚くれてやる。

白い馬をおいて、さっさと帰れ!」

スーホは夢中で言い返しました。

 

「私は、競馬にきたのです。

馬を売りにきたのではありません!」

 

殿様に逆らったスーホは、

家来たちに殴られ、蹴飛ばされ、

気を失ってしまいます。

殿様は、白い馬を取り上げてしまいました。

 

傷だらけにされたスーホは、

おばあさんのつきっきりの手当で

何とか回復してきました。

 

しかし、白い馬を取られた悲しみは、

どうしても消えませんでした。

 

素晴らしい白い馬を手に入れた殿様は

皆にみせびらかすために、

馬にまたがろうとしました。

 

その時、白い馬は、おそろしい

勢いで跳ね上がり、殿様は

地面に転げ落ちました。

 

白い馬は、殿様から逃げ出し、

殿様の命令で、家来たちは

白い馬に弓を引き、矢を放ちました。

 

矢がささった白い馬は、

それでも、走り続けました。

 

走って、走って、走り続けて、

大好きなスーホのところへ

帰ってきたのです。

 

スーホは、辛いのを堪えながら、

馬にささっている矢を抜きました。

死なないでくれ!と願いますが、

次の日に、白い馬は死んでしまいました。

 

悲しさと悔しさで、スーホは

いく晩も眠れませんでした。

 

やっと眠れたある晩に、白い馬は

夢の中に出てきて言いました。

 

「そんなに悲しまないでください。

それより、私の骨や、革やすじや毛を

使って、楽器を作って下さい。

そうすれば、私はいつまでも

あなたのそばにいられます。」

 

スーホは、夢中でその楽器を作り、

これが馬頭琴(ばとうきん)です。

 

馬頭琴ができた由来が語られている

内容のモンゴル民話です。

 

「スーホの白い馬」を読んだ感想

私が小学生の頃、読んだことがあり、

悲しいけれど好きだった絵本です。

 

馬に沢山の矢がささって死んでしまう

悲しい気持ちと、少年と馬の心が

繋がっていると感じて感動した気持ちで

泣いたのを覚えています。

 

私は、動物の中で馬が好きです。

力強く走る姿と優しい目に惹かれます。

 

独身の頃は、乗馬体験をしたり、

友逹と競馬場に馬を見に行きました。

 

大草原で人と暮らす馬にも会いたくて、

また、遊牧民の生活を知りたくて、

短期間でしたがモンゴルへ行きました。

 

この絵本に出てくるような、

ゲルという白いテントのような家で

モンゴル人家族と共に滞在させて

もらいました。

 

その家族の中に8歳の男の子が

いました。男の子は、

馬にまたがり、さっそうと

駆け出し、立派に羊飼いの仕事を

していました。

 

その姿に感動し、そして子供の頃に

読んだこの絵本を思い出し、

スーホみたいと、思ったのを覚えています。

 

大人になった今、読んでみても、

内容は、もちろん素晴らしいです。

子供の頃感じた悲しさや感動の他に、

身勝手な権力者への怒りや、切なさ、

深い感動を味わいながら

涙をこらえて、読みました。

 

白い馬は楽器になって、いつも

スーホのそばで、一緒に

美しい音楽を奏でているところは、

温かい気持ちになりました。

 

大切な人や動物が死んでしまうと

大きな悲しみで辛いですよね。

 

スーホは馬頭琴を奏でることで、

失った悔しくて辛い気持ちだけでなく、

白い馬と一緒に過ごした楽しい

時間も思い出すことができました。

 

生きていた証を楽器で残すことが

できたのだなあと思います。

 

自分に置き換えて、

家族や大切な人に、生きた証を

残せるものって、何だろうと

考えてみました。

 

答えはなかなか見つかりませんが、

身近な人を大切に思う気持ちを

忘れないようにしたいと

思います。

 

目に見える物として残せなくても、

その気持は、日々の言葉や態度や、

関わりから伝わるのかなと

思います。

 

そして、両ページにわたって

描かれている絵が、大草原の

スケールの大きさや迫力を

表現されています。

 

 

壮大で、儚い感じがするこの絵が

素敵だなあと思いました。

 

大人になってから、この絵が

「おおきなおおきなおいも」

描かれた赤羽末吉さんの絵で

あることを知って驚きました。

絵本おおきなおおきなおいもの内容と子供の反応は?幼稚園入園におすすめ!

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読みきかせたときの子供たちの反応

だいぶ前から購入していたのですが、

娘が6歳、息子が4歳の時に、

初めて読みきかせました。

 

まだ少し早かなあと思いましたが、

二人とも真剣に最後まで

聞いていました。

 

娘は、白い馬が死んでしまうところで、

私や息子に見られないよう、

泣いていたので、こっそり

ティッシュを渡しました。

 

泣いていたこともあり、読み終えて

自ら感想を言うことは

ありませんでしたが、

その後、時々一人でページをめくって

この絵本を見ていました。

心を惹きつけるものがあったのかな

と思います。

 

息子は、

もう一回読んでと言い、

読み進めていると、

「モンゴルて、どこ?」

と聞くので、地球儀で場所を教えました。

「なんでおばあさんと住んでるの?

お父さんとお母さんは?」

「この王様悪いね。」

「なんで男の人やのに三つ編みしてんの?」

「馬がかわいそう。。」

と、異国のお話にも興味を持ち、

私の説明を加えて、理解できた

ようでした。

 

それから、動物の革や骨を使って

楽器を作れることに驚いていました。

 

もう少し二人が大きくなったら、

また違った感想を聞くことが

できるかもしれません。

 

これからも大切に読みたい

絵本です。

 

あとがき

この絵本は、小学二年生の国語の

教科書に載っていました。

 

教科書では途中から、

挿絵が赤羽末吉さんで

ない絵に変わっているので、

私としては、是非、原作の

この絵本がおすすめです。

 

50年以上も、長く愛され、

読み継がれている

「スーホの白い馬」

お子様だけでなく、大人にも、

読んでもらいたい1冊です。

 

最後まで読んで下さって、

ありがとうございました。